唐獅子

唐獅子

からじし / Karajishi / Chinese Lion

百獣の王。牡丹と組む和彫り屈指の名コンビ。

意味・象徴

百獣の王・邪気払い文殊菩薩の乗り物仏法守護

起源・由来

メソポタミアの王権象徴ライオンがシルクロード経由で中国・仏教霊獣化し、日本へ渡来。「唐」=中国の獅子。狛犬と同祖だが、唐獅子は中国直伝、狛犬は朝鮮経由とされる。

定石の組み合わせ

構図上の役割

牡丹・岩・蝶と組み、背中や肩〜胸で大画面を作る。阿吽の対で左右に振る配置も伝統。

蘊蓄

「唐獅子牡丹」の哲学:唐獅子は体毛中に増殖する「獅子身中の虫」を恐れるが、虫は牡丹の夜露で死ぬため、獅子は夜になると牡丹の下で眠る。百獣の王の唯一の安住の地という深い意匠。高倉健『昭和残侠伝・唐獅子牡丹』が任侠映画と刺青のパブリックイメージを決定づけた。

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