Wabori
わぼり
和彫り
わぼり / Wabori / Japanese traditional
額・主題・見切りで一枚絵を作る日本固有の総身彫り様式。
属性
- 起源
- 江戸後期(歌川国芳『通俗水滸伝豪傑百八人之一個』1827)
- 得意な針
- ライナー+マグナム(5RL〜7RL / 9M1〜13M1)
- 得意なインク
- カーボンブラック+グレイウォッシュ
- 額の関東関西差
- 関東は見切り細・ひかえは乳首の上、関西は見切り太・ひかえは乳首の下
解説
主題(龍・虎・鯉・神仏など)の周囲を波・雲・火焔などで埋めて一枚の画面に仕上げます。背中・両袖・胸の見切りまで含めて、衣裳のように全身で設計されるのが特徴です。
使われ方
輪郭をライナーで決め、ぼかし(グラデーション)をマグナムで作ります。背景の「額(がく)」は波・雲・風・岩で構成され、主題を引き立てます。
蘊蓄
現代の和彫りは、機械彫りでも「手打ち(手彫り)のぼかし」を意識した濃淡設計を受け継いでいます。
同じ系統 / 日本系