不動明王

不動明王

ふどうみょうおう / Fudō Myō-ō / Acala

煩悩を断つ忿怒の仏で、背中一面の和彫りで最も人気のある仏です。

意味・象徴

「動じない心」煩悩を断つ剣・絶対的守護酉年の守護本尊(梵字カーン)

起源・由来

大日如来の化身である。密教の最高仏が、怒りの形相(忿怒相)で人々を救う姿である。右手に倶利伽羅剣、左手に羂索(縄)を持ち、背に迦楼羅炎の火焔光背を負い、左右に矜羯羅・制多迦の二童子を従える。

定石の組み合わせ

倶利伽羅龍王
火焔光背
二童子
岩座
菊 (秋華霞菊龍)

構図上の役割

背中の中央に入れる大定番である。火焔光背を額まで広げて、燃え立たせる構図にする。

豆知識

不動とは「動かない」ことではなく、「動じない心」のことである。倶利伽羅龍王は、不動明王が他宗の代表と争った際に剣に変じ、相手の剣を呑み込んだ姿である。和彫りで龍が剣に巻き付くデザインは、この話を教えの上での根拠にしている。彫迫の「秋華霞菊龍・不動明王」が、物語のある構図の代表例である。

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