ヴァルクヌート

ヴァルクヌート

ゔぁるくぬーと / Varukunūto / Valknut

三角形を組んだオーディンの文様で、戦死者のしるしです。

意味・象徴

戦死者の魂(オーディンに捧げられた)オーディン神への帰依三位一体の宇宙(過去・現在・未来)勇者の死

起源・由来

8-11世紀のヴァイキング時代の石碑(特にスウェーデン・ゴットランド島の Stora Hammars I 石碑)に刻まれた、3つの三角形がつながった文様である。隣接するオーディンの図像から「戦死者の結び目(valr=戦死者、knut=結び目)」と命名された(現代の学術造語)。北欧の異教を復興する運動とともに、現代のヴァイキング系・北欧系のタトゥーで広く彫られている。

定石の組み合わせ

ヴァルクヌート+ルーン文字
ヴァルクヌート+オーディン
ヴァルクヌート+鴉(フギン・ムニン)
ヴァルクヌート+ミョルニル

構図上の役割

前腕・胸・背中・肩甲骨のあたりに、中サイズで入れる。3つの正三角形をつなげた幾何学の文様で、黒のソリッドラインだけで描くのが定番である。装飾的にケルト編と融合させる用法もある。

豆知識

学術用語としての「Valknut」は19世紀末以降の造語で、ヴァイキング自身がこの文様をどう呼んでいたかの記録は残らない。残念ながら2010年代以降、一部の白人至上主義団体に流用された。そのため欧米のタトゥーでは、どういう意味で彫るのかを確かめる必要がある意匠の一つになっており、彫るときには注意が要る。

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