メドゥーサ

メドゥーサ

めどぅーさ / Medūsa / Medusa

見る者を石に変える、蛇の髪を持つゴルゴーンです。

意味・象徴

守護(敵を凍りつかせる)女性の力・怒り被害者の象徴(近年の再解釈)魔除け(古代ギリシャ盾のアイギス)美と恐怖の同居

起源・由来

古代ギリシャ神話のゴルゴーン三姉妹の末妹で、三人のうちただ一人、死すべき運命にあった。元は美貌の女性だったが、アテナの神殿でポセイドンに犯され、アテナが罰としてメドゥーサの髪を蛇に変えた(オウィディウス『変身物語』4.794-803)。ペルセウスが鏡の盾で首を刎ね、その首はアテナの楯アイギスに付けられて魔除けとなった。

定石の組み合わせ

メドゥーサ+蛇
メドゥーサ+鏡
メドゥーサ+盾
メドゥーサ+大理石(石化した犠牲者)

構図上の役割

上腕・胸・背中・太ももに入れる、大きな作品である。蛇の髪が放射状に広がる、正面の顔の構図が定番である。写実的な黒と灰色か、極彩色のネオトラディショナルで描き、瞳に魔力の光を描き込む。

豆知識

2018-2020年頃から欧米のフェミニスト・タトゥー文化において、性暴力サバイバーがメドゥーサを「加害者ではなく被害者だった神話の女性」として身体に彫る動きが広がった。Luciano Garbati の彫刻 "Medusa with the Head of Perseus"(2008、2020年ニューヨーク #MeToo 運動と関連して再注目)が、この再解釈の象徴になっている。

同じカテゴリ / 西洋神話カテゴリ一覧を見る →

タトゥーの意味をもっと知る