
ケンタウロス
けんたうろす / Kentaurosu / Centaur
人と馬が一体になった姿で野性と理性を表し、射手座の原型でもあります。
意味・象徴
野性と理性の同居狩猟者射手座(黄道十二宮)教師・賢者(キローン)アウトサイダー的存在
起源・由来
ギリシャ神話に登場する、テッサリア地方の半人半馬の一族である。荒々しい野性の象徴である一方、賢者ケイローン(Chiron)は薬学・占星術・狩猟術の師としてアキレウス・アスクレピオス・ヘラクレスらを育てた。黄道十二宮の射手座(Sagittarius)の原型でもあり、弓を構えた半人半馬の星座図として、中世以降に広く知られるようになった。
定石の組み合わせ
ケンタウロス+弓矢
ケンタウロス+星座
ケンタウロス+月桂冠
ケンタウロス+葡萄
構図上の役割
背中・上腕・太ももに入れる、大きな作品である。横向きに走りながら弓を構える構図が定番である。写実的な様式か、星座を背景にした象徴的な描き方にする。
豆知識
ケイローンは、ケンタウロス族の中でただ一人クロノス神の血を引く不死の存在だった。しかし、ヘラクレスの毒矢を誤って受け、永遠の苦しみを避けるためにプロメテウスに不死を譲って死んだ(アポロドーロス『ビブリオテーケー』2.5)。この自己犠牲が、「賢者の最期」として古代から敬われてきた。
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