
竹
たけ / Take / Bamboo
生命力、節操、虎の安住の地。
意味・象徴
生命力・節操霊力しなやかな強さ
起源・由来
『古事記』『万葉集』から竹の霊力が見える。『竹取物語』のかぐや姫は竹中誕生の最古の物語化。鳳凰は竹の実(竹実・たけのみ)しか食べないとされ、孟宗竹は中国二十四孝の孟宗が冬筍を母に掘り当てた故事に由来する。狩野山楽『竹に虎図』、長谷川等伯の竹図、円山応挙の雪竹図が和彫り下絵の典拠。「歳寒三友」の一つとして節操と生命力の象徴。
構図上の役割
竹虎、雪竹、松竹梅など他主題を支える補助主題でも強い。節と葉の墨線の張りが彫師の腕で、青竹は淡墨と緑青、枯竹は濃墨と黄土で描き分ける。
蘊蓄
「百獣の王・虎は群れた象には勝てず、巨体が入れない竹藪に逃げ込む」という古話に由来し、竹は虎の安住の地。竹は60-120年に一度しか開花せず、開花後に一斉枯死する性質から「凶事の前兆」とする俗信も江戸期にあった。剛直さと節(けじめ)から武家の家紋にも多数採用された(伊達竹に雀紋、上杉竹に二羽飛び雀)。
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