燕

燕

つばめ / Tsubame / Swallow

船乗りの帰還の象徴で、5,000海里ごとに一羽を彫る習わしがあります。

意味・象徴

無事の帰還(燕は必ず巣に戻る)5,000海里航海の証自由魂の運び手(船で死んだ仲間の魂を陸へ運ぶという俗信)忠誠

起源・由来

英国王立海軍の伝統から始まった。19世紀の帆船時代に、大西洋を5,000海里航海した水兵が片方の胸に1羽、10,000海里で両胸に2羽を彫る習わしとして広まった。20世紀前半にアメリカのトラディショナル・タトゥーへ取り込まれ、Sailor Jerry の図案帳で、胸・首筋・手の甲に入れる典型的な図柄として定着した。

定石の組み合わせ

燕+帆船
燕+短剣
燕+名前バナー
燕+ハート
燕+薔薇
燕+錨

構図上の役割

胸の左右対称、鎖骨の下、首筋、手の甲などに、小〜中サイズで入れる。青・赤・白の三色の塗り分けが定番で、翼を開き、二股の尾で横向きに飛ぶ姿が典型である。

豆知識

「2羽の燕を持つ水兵は世界一周を達成した者」とされた。船で水兵が死亡した場合、その魂を一羽の燕が天へ運ぶと信じられ、燕タトゥーは生存だけでなく死後の保険でもあった。和彫りによく出てくる「千鳥」は、浜辺の海鳥として似た役割(航海の守り)を担う。ただし、燕のような「距離の単位」としての決まった使い方はない。

同じカテゴリ / トラディショナルカテゴリ一覧を見る →

タトゥーの意味をもっと知る