
シュガースカル
しゅがーすかる / Shugā Sukaru / Sugar Skull (Calavera)
死者の日を祝う飾りの髑髏で、死を笑顔で迎えることを表します。
意味・象徴
起源・由来
「死者の日」(11月1-2日)は、メキシコのアステカ時代の死者信仰と、スペイン植民地時代のカトリックの「諸聖人の日」が融合したものである。この日に、砂糖菓子の calavera(頭蓋骨)に故人の名を記して祭壇に飾る習慣が、18世紀以降に定着した。メキシコの版画家 José Guadalupe Posada(1852-1913)の亜鉛版画(1910頃)が、今の様式を決定づけた。この絵の刊行が確認できる最も古い例は Posada の没後の1913年で、題に「Garbanceras(ひよこ豆売りの女たち)」を含む死者の日の刷り物だった。"La Calavera Catrina" という今の題は、1930年の本に載ったときに付いたとされる。Diego Rivera が壁画に描いて、後の世に残した。
定石の組み合わせ
構図上の役割
前腕・上腕・胸・背中に、中〜大サイズで入れる。頭蓋骨の表面を花柄・渦巻き・幾何文様で覆い、額・頬・顎・目の周りに彩色装飾を施す。ピンク・黄・水色・オレンジの極彩色のフラットカラーが定番である。写実的な骨ではなく、装飾的な「お菓子の骸骨」として描く。
豆知識
「Catrina」は、メキシコなどのスペイン語で「着飾った女性」という意味である。もとは、Posada が欧化を進める富裕層を「皮肉な美装した骸骨」として描いた政治風刺画だった。これが Diego Rivera の壁画「Sueño de una tarde dominical en la Alameda Central」(1947)で、慈愛深い民族の像としてとらえ直された。そして、現代の死者の日の中心的な象徴になった。アングロ系の米国人が背景を考えずに取り入れることは、文化の盗用だと批判されることもある。彫るときは、その背景を理解しておくことが求められる。
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