
死神
しにがみ / Shinigami / Grim Reaper
黒衣に大鎌を持った、死の擬人化です。
意味・象徴
死魂の刈り取り宿命不可避の終末畏怖
起源・由来
14世紀ヨーロッパの黒死病大流行(1347-1351)後に "Death as the Reaper" の擬人化が定着した。ハンス・ホルバインの木版画連作「Dance of Death(死の舞踏)」(1538)が、決定的な型を打ち立てた。黒のフード付きローブ・大鎌・骸骨という今の形は、ここで確立した。20世紀のメタル・ロック文化や、ホラー映画(特にイングマール・ベルイマン『第七の封印』1957)でアイコンになった。
定石の組み合わせ
死神+砂時計
死神+鎌
死神+骸骨の馬
死神+黒い翼
死神+墓標
構図上の役割
背中全面・上腕・前腕に入れる、大きな作品である。黒いローブの陰影、頭巾の中の骸骨の顔、斜めに掲げた長柄の大鎌で作る縦長の構図である。黒と灰色のグレースケールで描くのが主流である。
豆知識
「Grim Reaper」という名は、19世紀の英語圏で生まれた文学的な造語である。ヨーロッパ大陸では「Death(Mors、La Mort、Der Tod)」と性別がそれぞれ異なる(ラテン語で女性、フランス語で女性、ドイツ語で男性)。日本語の「死神」は江戸期の落語『死神』に登場するが、これは中国経由の道教的な擬人化であり、Grim Reaper とは別の系統である。
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