
髑髏
どくろ / Dokuro / Skull
メメント・モリを表し、死を忘れないための骨です。
意味・象徴
メメント・モリ(死を想え)生の儚さ知恵(頭蓋=思考の器)ヴァニタス(虚栄の戒め)反抗・アウトサイダー
起源・由来
16-17世紀ヨーロッパのヴァニタス絵画(オランダ静物画の系譜)で「世俗の虚栄」を戒める中心のモチーフとして確立した。ハムレットがヨリックの頭蓋骨を見つめる場面(1600頃)が、文学の上でこのイメージを決定づけた。20世紀のトラディショナル・タトゥーで、「人生短し」という考え方を象徴する中心のモチーフになった。Sailor Jerry、Bert Grimm が数えきれないほどのバリエーションを残した。
定石の組み合わせ
髑髏+薔薇
髑髏+蛇(眼窩から這い出る)
髑髏+短剣
髑髏+"MEMENTO MORI"バナー
髑髏+砂時計
髑髏+蝋燭
構図上の役割
前腕・上腕・胸・背中に、中〜大サイズで入れる。正面か3/4の角度から見た頭蓋骨で、黒の影、白い歯、黒く抜いた眼窩で描くのが定番である。チカーノ様式は細かなグレースケール、トラディショナル様式はフラットカラーで描く。
豆知識
和彫りの髑髏(国芳の相馬の古内裏の巨大髑髏や、瀧夜叉姫の額に憑く骸骨)は、怨念・呪詛の意味を担う。洋彫りの skull は、「自分自身がいつか死ぬ」と自分を見つめる memento mori の意味を持つ点で、根本的に違う。和彫りの髑髏は他人の怨念、洋彫りの skull は自分の死を表すという対比である。
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