蠍

さそり / Sasori / Scorpion

尾の毒針。蠍座と砂漠の危険。

意味・象徴

危険・致死性蠍座(黄道十二宮)復讐オリオン狩人の死(ギリシャ神話)守護(古代エジプトのセルケト女神)

起源・由来

古代エジプトの守護女神セルケト(Serket、蠍の頭部を持つ女神)が紀元前3000年から記録されている。ギリシャ神話では、オリオン狩人の傲慢に怒った大地母神ガイアが蠍を放って彼を殺し、両者を星座にした(蠍座とオリオン座が反対の天球に置かれ、片方が沈むともう片方が昇る)。20世紀のメキシコ国境地帯タトゥー文化で頻出。

定石の組み合わせ

蠍+砂
蠍+星座(蠍座)
蠍+蛇
蠍+十字架(メキシコ)
蠍+頭骨

構図上の役割

前腕・首筋・胸・肩甲に握り拳大。8本脚+大きな鋏+尾の針を備えた正面構図、または横向き戦闘姿勢。黒のソリッド、または砂漠色の褐色・赤のフラットカラー。

蘊蓄

メキシコ・ドゥランゴ州はラテンアメリカ最大の蠍生息地で、地元では蠍を琥珀に封じたペンダント・タトゥーが守護徴として広く着用される。米国のメキシコ系移民を経由してアメリカン・タトゥーに流入。Sergio Leone のマカロニ・ウェスタン映画(1960年代)が蠍と砂漠の暴力を結びつけ、現代の象徴神話を強化した。

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