
鴉
からす / Karasu / Raven / Crow
オーディンの使いで、ポーの詩の闇にも現れる、死と知の鳥です。
意味・象徴
死・不吉の予兆知恵・記憶(オーディンの鴉フギン・ムニン)詩・文学(ポー『大鴉』)魔術・秘儀魂の運び手
起源・由来
北欧神話のオーディン神に仕える二羽の鴉フギン(思考)とムニン(記憶)が世界を飛び回り報告する(『散文エッダ』13世紀)。エドガー・アラン・ポー『大鴉(The Raven)』(1845)が「Nevermore」の繰り返しで、アメリカン・ゴシック文学の決定的な作品になった。20世紀のタトゥーでは、Goth サブカルチャー・北欧異教信仰・文学愛好家が重なり合うモチーフとして、よく彫られる。
定石の組み合わせ
鴉+月
鴉+頭骨
鴉+ルーン
鴉+墓標
鴉+"NEVERMORE"の文字
構図上の役割
胸・前腕・肩・背中に、中サイズで入れる。横向きに止まる姿か、翼を広げて飛ぶ構図で描く。真っ黒なソリッドで塗りつぶすのが定番で、目だけを赤か黄でハイライトにする。
豆知識
オーディン神の二羽の鴉フギン・ムニンは、毎朝世界中を飛んでオーディンに報告する。オーディンは「思考は速く戻るが、記憶が戻らないことが恐ろしい」と詠った(『グリームニルの言葉』)。これは、老いと記憶の衰えへの古ノルド人の恐怖を表すとされる。Raven と Crow は分類学的には別種(Corvus corax vs C. brachyrhynchos)だが、タトゥーでは区別されない。
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