梟

ふくろう / Fukurō / Owl

知恵の女神アテナの聖鳥。夜の番人。

意味・象徴

知恵・知識(アテナの聖鳥)夜・暗闇の中の洞察死の予兆(北米先住民の一部)孤独ミネルヴァの梟(ヘーゲル)

起源・由来

ギリシャ神話のアテナ女神(ローマではミネルヴァ)の聖鳥として、紀元前6世紀のアテネ銀貨「アテナイのフクロウ(Owl of Athena)」に刻まれた。中世ヨーロッパでは魔女の使い魔として悪の徴ともされたが、近代以降「叡智の徴」として復活。ヘーゲル『法の哲学』(1820)「ミネルヴァの梟は夕暮れに飛び立つ」が現代の知恵象徴の決定的引用。

定石の組み合わせ

梟+本
梟+月
梟+鍵
梟+羽根
梟+頭骨

構図上の役割

胸・前腕・上腕・背中の中〜大サイズ。翼を広げた正面構図、または木の枝に止まる縦長構図。黒灰のグレースケール、またはネオトラディショナルのフラットカラー。

蘊蓄

古代アテネの銀貨テトラドラクマには表にアテナ、裏にフクロウとオリーブの枝が刻まれ、「Owls to Athens(アテネに梟を運ぶ=無駄なことをする)」というイディオムを生んだ。フクロウの分布密度がアテネで異常に高かった史実(アクロポリスの遺跡に営巣)に由来する。

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