ウロボロス

ウロボロス

うろぼろす / Uroborosu / Ouroboros

自らの尾を噛む蛇で、永遠の循環を表します。

意味・象徴

永遠・循環始まりと終わりの一致完全性・全体性錬金術の「全は一」再生

起源・由来

古代エジプトのツタンカーメン王(前14世紀)の墓では、石棺を囲む厨子のうち外から2番目の厨子に冥界の書が記されている。この書(英語では "Enigmatic Book of the Netherworld" と呼ばれる)に、「自らの尾を噛む蛇」が冥界の周期を表す図として登場する。ヘレニズム期のグノーシス主義や、アレクサンドリアの錬金術(特にクレオパトラ・ザ・アルケミスト『クリュソポイア』3世紀)で、「Hen to Pan(一にして全)」のしるしとして広まった。20世紀の精神分析(カール・ユング『元型論』)で再び広まり、現代のタトゥーでもよく彫られる。

定石の組み合わせ

ウロボロス+ラテン語格言
ウロボロス+月相
ウロボロス+錬金術記号
ウロボロス+ペンタグラム

構図上の役割

前腕・胸・背中・首筋に、円形の中サイズで入れる。蛇の体を輪のように巻き、頭が尾を噛むところを描く。黒のソリッドラインか、鱗を緑で塗り分けるフラットカラーで描く。

豆知識

ドイツの化学者フリードリヒ・ケクレ(1829-1896)が、ベンゼンの環状構造(C6H6)を「自分の尾を噛む蛇」のウロボロス的夢で発見したと自伝で語っている(1865年公式講演)。これは現代化学で最も有名な「夢からの発見」のエピソードで、ウロボロスが科学的な発想の象徴にもなった逸話である。

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