九紋龍史進

九紋龍史進

くもんりゅう・ししん / Kumonryū Shishin / Shi Jin the Nine-Dragoned

上半身に9匹の青龍を背負う、『水滸伝』随一の美丈夫です。

意味・象徴

若き血潮・義侠心純粋な武への渇望二重彫りの最高峰

起源・由来

『水滸伝』百八星の天微星で、序列は23位である。華州史家村の富豪の息子で、18-19歳の美丈夫である。名の「九」は陰陽五行で最大の数、「龍」は最高位の神獣を意味する。両刃三尖刀の使い手でもある。

定石の組み合わせ

9匹の青龍(背中の刺青)
両刃三尖刀

構図上の役割

二重彫り(人物の中の刺青まで彫る技法)の代表作である。歌川国芳の『通俗水滸伝豪傑百八人之一個』を象徴する図でもある。

豆知識

『水滸伝』の中で、江戸時代に最も人気のあった男性の主人公である。「九紋龍」を四股名に取る相撲取りまで現れた。原作で刺青持ちは4人だけだが、国芳は15人・19図に刺青を描き加え、これが江戸の刺青ブームを爆発的に拡大させた。

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