
蝶(洋彫り)
ちょう(ようぼり) / Chō (Yōbori) / Butterfly
プシュケー(魂)に通じる蝶で、変容と愛のしるしです。
意味・象徴
魂(ギリシャ語 psyche=蝶+魂)変容・変態愛(プシュケーとエロス神話)復活(蛹からの再生)美の儚さ
起源・由来
ギリシャ神話のプシュケー(魂、蝶の意)とエロス神の恋物語(アプレイウス『黄金のロバ』2世紀)が、西洋で蝶を象徴とする考えの中心である。中世のキリスト教では、蛹から蝶への変態が、「死→復活」のキリストのたとえとされた。20世紀のタトゥーでは、1960-70年代のヒッピー文化や、Y2K の Britney Spears・Mariah Carey の腰の蝶タトゥー(tramp stamp)で広く知られるようになった。現代のネオトラディショナルでは定番になっている。
定石の組み合わせ
蝶+薔薇
蝶+頭骨(メメント・モリ)
蝶+花
蝶+月
蝶+名前バナー
構図上の役割
肩甲骨のあたり・腰・鎖骨・前腕・足首に、中サイズで入れる。両翼を広げた正面の構図か、半分開いた横向きの構図で描く。極彩色のフラットカラー、ジオメトリック様式、写実的な様式と、表現は多彩である。
豆知識
和彫りの「蝶」(花魁のたとえ、再生・変態、青虫・蛹・蝶の三段階)と洋彫りの butterfly は、どちらも変容の象徴である。ただし洋彫りの蝶は、ギリシャ神話のプシュケーを根に持つ「魂そのもの」のしるしである点が独自である。1990年代後半-2000年代の「腰の蝶(lower back butterfly)」タトゥーが "tramp stamp" と俗に呼ばれたことも、洋彫りの蝶の文化史の一部である。
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