
アンク
あんく / Anku / Ankh
ループの付いた十字で、古代エジプトの生命の鍵です。
意味・象徴
永遠の生命生命の力ナイル川の豊穣再生魂と肉体の結合
起源・由来
古代エジプトの象形文字で、「生命(ankh)」を表す字である。ファラオや神々が手に握る姿が、紀元前3000年頃から壁画や彫像によく出てくる。クレオパトラ7世(前69-前30)の時代まで使われた。ローマ支配下では、コプト・キリスト教徒が「ループ付き十字(crux ansata)」として受け継いだ。エジプトの文化がキリスト教に引き継がれた、珍しい例である。
定石の組み合わせ
アンク+ホルスの目
アンク+スカラベ
アンク+アヌビス
アンク+ピラミッド
アンク+ヒエログリフ
構図上の役割
前腕・胸・首筋・背中に、中サイズで入れる。涙形のループを上に、横棒と縦棒の十字をその下に配する。黒のソリッドラインか、金・青のフラットカラーで描く。
豆知識
1970年代の Goth サブカルチャーで、吸血鬼信仰と結びついた。Anne Rice『夜明けのヴァンパイア』(1976)以降、アンクは「永遠の生命=不死=吸血鬼の徴」としてとらえ直された。ロックバンド Kiss、Bauhaus、Sisters of Mercy らがメンバー意匠に採用し、サブカルチャーの中心象徴となった。
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