
涙
なみだ / Namida / Teardrop
目の下に彫る涙で、刑務所の文化に根ざした重いしるしです。
意味・象徴
刑期を勤めた経験獄中で死んだ仲間殺人の経験(一部の解釈)悲しみギャング所属の徴
起源・由来
20世紀後半のアメリカ刑務所(特にカリフォルニア州の San Quentin、Pelican Bay)で、チカーノ・ローライダー・ストリート・ギャングの文化の中で発達した。意味は地域・時代・組織によってさまざまだが、「自分または仲間の経験した死・喪失」が共通する核である。Lil Wayne、Amy Winehouse、Post Malone らのフェイス・タトゥーで、2010年代以降は一般のファッションになった。ただし、刑務所から生まれた本来の意味は失われていない。
定石の組み合わせ
涙+他のフェイス・タトゥー
涙+十字架
涙+名前
涙+指(中指のタトゥー)
構図上の役割
右目か左目の下に、1-3滴を小サイズで入れる。1滴は約5mmである。黒のソリッドか、塗りつぶさない輪郭だけで描く(どちらかで解釈が変わる)。
豆知識
刑務所の文化では、「涙の輪郭のみ」は仲間の死を悼んだしるし、「黒く塗りつぶした涙」は自身が刑期を勤めた、または殺人を犯したしるしとされる地域がある。これは絶対的なルールではなく、ギャング・地域・時代で異なる。彫るには、文化的な背景を深く理解しておく必要がある。関係のない日本人がファッションで彫ると、現地で誤解を招くおそれが高い意匠の代表例である。
同じカテゴリ / レタリングカテゴリ一覧を見る →
タトゥーの意味をもっと知る