
ケルト編
けるとあみ / Keruto Ami / Celtic Knotwork
永遠の編み紐。始まりも終わりもない線。
意味・象徴
永遠・無限魂と肉体の結合アイルランド・スコットランド・ウェールズのケルト系出自編まれた絆ドルイドの神秘
起源・由来
5-8世紀のアイルランド・スコットランドで発達した装飾様式で、ケルズの書(800年頃、ダブリン・トリニティ・カレッジ図書館蔵)、ダロウの書(650-700年頃)の彩色挿絵に頂点が見られる。線が交差して編まれ、始点も終点もない無限の連環をなす。20世紀後半のケルト文化復興運動で身体装飾化し、アイリッシュ・スコティッシュ系アメリカ人のアイデンティティ徴として広く流通。
定石の組み合わせ
ケルト編+十字架
ケルト編+三葉草
ケルト編+ハープ
ケルト編+動物(雄鹿・鴉)
ケルト編+ルーン
構図上の役割
前腕・上腕・脊椎・脹脛に細長い帯状で配置。1本の線が幾度も交差して編み込まれる無限ループ構図。黒のソリッドのみが伝統規範、現代では緑のアクセント追加もある。
蘊蓄
ケルズの書の挿絵は「ヨーロッパ中世写本最高峰」と評され、4枚連続の Cross-Carpet Page(カーペットページ)は1枚に数百もの編み紐文様が織り込まれている。20世紀アメリカで Aran sweater のニット文様にケルト編が採用され、これがファッション経由でタトゥー化された。和彫りの「青海波」のような幾何反復文様と比較されることもある。